Compositor: Naoru Tsuki
にくしみはかつてないほどつよく
いたみはかつてないほどせんめいだ
だらくしたしんでんのおくそくでは
こどくがしはいしている
しんそうにはひかりもねつもなく
ほしもかがやかず
ここをみちびくひもない
つめたくこうちょくしたひふのうえでないふがはげしくおどり、ちをながし
いのちのさいごのいってきをうばいさります
みずのなかのいしのように
こうりみずのなかにどんどんふかくしずんでいきます
このこうりのしんえんのなかで
あなたはいたみのがいとうのようにこどくをだきます
それらはゆっくりときえていき、すぐにわすれられます
かれらのひえたからだはしつぼうのおもにとなる
このくるしみのふちにすくいわない
おもいでは、さしせまったおわりにたいするなぐさめにすぎません
みずのなかのいしのように
こうりみずのなかにどんどんふかくしずんでいきます
このこうりのしんえんのなかで
あなたはいたみのがいとうのようにこどくをだきます